平成29年法人標語「愛は寛容であり、愛は情け深い。またねたむことをしない」
コリント人への第一の手紙13章4節より
この「愛」に関しては多様な聖書解釈があります。この標語の愛について、例えば他者からの激しい攻撃や仕打ちが自分にあったとしても、神はそれに耐え許すべきとしています。
つまり相手を許すことで、自らを許すことについて述べているわけです。ここには愛への神髄が読み取ることもでき、厳しい人間性を問う聖書の言葉としても捉えることができます。
組織が拡大するなかで職員同士の摩擦も避けられません。そこには妬みも発生します。妬みは人間関係を壊し自分の人生も壊しかねません。妬みは誰にでもあり、それは他人と比較することから始まります。しかし聖書は、うらやむ前に自らの能力に気付いて、その能力を生かすことに努力すべきとしています。
業務をこなす中で、辛さや苦しさがあるかもしれません。或いは、自分の意図するものに反する事があるかもしれません。その時にこそ、同じ思い、相手への慈しみ、そして互いに協力し合いながらも、惰性に流されず、自ら研く努力も忘れない職場でありたいと願っています。
いわき福音協会理事長 海野洋